小田原市倫理法人会設立30周年記念式典が箱根湯本富士屋ホテルで行われました。県下
最古の歴史を持つ当会は初代会長田嶋 亨氏によって設立され、以来9名の会長を戴き、今日30周年を迎えることになりました。
第一部の記念式典ではプログラムの最期に一般社団法人倫理研究所よりの祝辞が長島徹第五代会長により代読され、式に華を添えました。
祝辞を述べる加藤憲一小田原市長 |
倫理法人会とは長年関わりを持っておられて。その理念や活動を詳細にご存知で、力強い励ましの言葉を戴きました。
謝辞を述べる大川晋作小田原市倫理法人会会長 |
第二部は記念講演ということで、日本銀行OBで経済アナリスト、ビジネスコンサルタントの池田健三郎氏による「これまでの30年、これからの30年」というテーマで、ここ30年間の日本経済の歴史と世相、そして今起きていること。そして2044年、即ち30年後の世の中がどうなっているのかという話をされましたが、結論は我々それぞれが考えるテーマであり、自分が予測しても意味がない。しかし、それを考えていく幾つかの糸口を取り上げられて、その課題の捉え方を説明されました。
経済アナリスト・ビジネスコンサルタントの池田健三郎氏 御自身も倫理法人会の会員であったと述べられた |
経済も国未来永劫に栄えなくてはならないという命題に対し、その解決の鍵は「規制緩和」である。成長戦略を支える三つの要素は;
1.労働力の確保(少子化、高齢者比重の人口分布、人口減少に対して)
2.資本ストックの増強(金融緩和で、道は開けている)
3.生産性の改善(これがわが国民の最も得意とするところ)
であるが、何かをしようとすると、すぐ既得権益や業界利益優先、政治家の権益により暗礁に乗り上げる。国民一人あたりのGDPは世界で16番目前後であり、総生産は少なくても日本より裕福な国は沢山ある。国民がどういう国を求めていくか、その国の実現を果たすべき選択肢としてどの政党を選ぶのか、争点なき衆議院解散・総選挙と言われているが、実はそうではなく、アベノミクスで将来の成長が見込めるかどうかの選択の時である。
第三部の祝宴の開宴を宣言する専任幹事の長谷川 孝氏 |
富士屋ホテル |
乾杯の挨拶と音頭は第八代の会長 木崎庸雅氏 |
20周年を迎える茅ヶ崎市倫理法人会からも朝倉会長、大森相談役らがお祝いにかけつけておられました。先ずは、先輩の皆様方の長年の尽力ご努力に敬意を表すると共に、小田原市倫理法人会の会員の皆様に御祝いを申しあげます。
(広報委員 太田 憲秀)